MASATOMO FUJIMOTO
2013年入社。地元奈良の磯城野高校バイオ技術科を卒業後、三和印刷に入社し印刷オペレーターとしてのキャリアを育んできた。
まだ28歳であるが、10年に及ぶ経験は生え抜きの職人として欠かせない存在。また、小学校2年から伝統派寸止め空手「青雲館」で修練を重ね、現在も時間があれば道場に顔を出す。4年前に伴侶を射止め、3児の父として仕事に打ち込む日々である。
よっても変わる、
印刷職人の世界。
印刷オペレーターの世界って、印刷自体はもちろん機械がやるんですが、色合わせの部分は人間のスキルに左右されます。
例えばオレンジ色は黄色と赤色の配合で決まるんですが、お客様のイメージしているオレンジを素材の上で表現するためには、長年培った微妙な勘が大切。その日の気温や湿度によっても、色ムラが出たりしてなかなか一筋縄ではいきません。
また、シール加工で「糊殺し」という工程があるんですが、粘着面を半分だけ糊の付着していない状態にする。これも外気の影響を受けやすく、ムラが出やすい。ですから、色彩にしてもシール加工にしても、仕上げを安定させるためには職人技が必要なんです。ここが難しくもあり、この仕事の奥が深いところ。
ただ機械をオペレーションするだけでなく、人間のスキルがモロに影響されるのでやりがいが大きい。お客様はもちろん、自分自身も納得できる仕事を追及していきたいですね。
長く仕事を
続けられるんですよ。
18歳でこの仕事に就いてますから、最初は右も左もわからず大変でした。ですから、とにかく周りの先輩たちに質問しまくりまして。職人ってみんな自分のこだわりがあるので、いろんな答えが返ってくる。それを吸収しながら自分で工夫して、自分に合ったやり方を探していくんです。
助かったのは、周りの先輩たちがホントに気のいい方ばかりだったこと。粘り強く教えていただいたおかげで、今の自分があると思っています。
この会社、本当に気さくな方が多いんですよ。社長ともお互いの趣味であるバイクや車の話しますしね。有給も取りやすいので、子供がまだ小さい自分にとっては、めちゃめちゃありがたいです。
今後の目標ですが、職人としてスキルを上げていくのはもちろん、人をまとめていけるマネジメント力も身につけていきたい。今も後輩がいますが、新しいメンバーには「全部教えたるでー」という気持ちでいますから、安心して応募してください!